手取り計算ツール

求人票に書いてある額面年収を入れるだけで、社会保険料・所得税・住民税を差し引いた手取り年収・手取り月収の目安を計算します。

税率・保険料率 最終確認日: 2026年10月13日(令和8年度税制改正の基礎控除(合計所得489万円以下は104万円)に対応、令和7・8年度税制改正の給与所得控除・基礎控除の見直しに対応済み)

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⚠️ 令和7年度・8年度の税制改正により、給与所得控除の最低保障額(55万円→74万円)と所得税の基礎控除(令和8年分は合計所得489万円以下なら104万円など)が見直されています。本ツールはこの改正に対応した金額で計算しています。住民税は前年の所得をもとに翌年度に課税されるため、新卒・転職1年目は原則として住民税がかかりません(2年目の6月から天引きが始まります)。この計算は「今の年収がそのまま続いた場合」の定常状態の目安です。社会保険料率は協会けんぽ、所得税の制度は国税庁の最新情報にもとづいています。

額面と手取り、なぜこんなに差が生まれるのか

求人票や源泉徴収票に書かれている「年収」は、税金や社会保険料が引かれる前の総支給額(額面)です。実際に銀行口座へ振り込まれる金額(手取り)は、そこから主に4種類のものが天引きされた後の金額になります。

1つ目は健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料をまとめた社会保険料です。会社と従業員が折半して負担する仕組みで、額面のおよそ14〜15%が本人負担分として毎月天引きされます(内訳を個別に知りたい場合は「給与の社会保険料 内訳計算ツール」で確認できます)。2つ目は所得税、3つ目は住民税で、この2つは社会保険料を差し引いた後の所得に対して課税されます。4つ目は厳密には天引きではありませんが、給与所得控除という「経費相当分」が所得税・住民税の計算前に差し引かれるため、額面がそのまま課税対象になるわけではありません。

この4つが積み重なることで、額面の20〜25%程度が手取りから消えるのが一般的です。年収が上がるほど所得税が累進的に重くなるため、額面が高い人ほど「額面に対する手取りの割合」はゆるやかに下がっていきます。

手取りを計算

項目年額月額(÷12)

独身・扶養家族なし・協会けんぽ(東京都)加入・給与所得のみを前提とした簡易概算です。配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除などの各種控除、加入する健康保険組合、お住まいの自治体により実際の金額は変わります。正確な金額は源泉徴収票や給与明細でご確認ください。

額面年収別 手取りの目安

額面年収手取り年収の目安手取り月収の目安
3,000,000円2,411,584円200,965円
4,000,000円3,175,011円264,584円
5,000,000円3,929,376円327,448円
6,000,000円4,658,828円388,236円
7,000,000円5,313,473円442,789円
8,000,000円5,937,411円494,784円
10,000,000円7,129,446円594,121円

40歳未満・独身・扶養なしの場合の概算です。

月収別 手取りの早見表(ボーナスなし・2026年)

額面の月給ごとに、毎月の手取りの目安と引かれる金額の内訳を並べました。社会人1年目は前年の所得がないため住民税がかからず、そのぶん手取りが多くなります。

額面の月給手取り月収手取り(住民税なし)
社会人1年目など
社会保険料所得税住民税
15万円124,488円127,950円22,050円0円3,462円
18万円147,254円153,274円26,460円266円6,021円
20万円162,492円169,719円29,400円882円7,227円
22万円177,881円186,214円32,340円1,446円8,333円
25万円200,965円210,957円36,750円2,293円9,992円
28万円224,049円235,700円41,160円3,140円11,651円
30万円239,439円252,196円44,100円3,705円12,757円
35万円277,157円293,179円51,450円5,371円16,022円
40万円314,875円334,162円58,800円7,038円19,287円
45万円352,184円374,736円66,150円9,114円22,552円
50万円388,236円414,052円73,500円12,448円25,817円

40歳未満・独身・扶養なし・協会けんぽ(東京都)で、年収=月給×12として上の計算ツールと同じ方法で計算した目安です。所得税は令和8年分の年税額を12で割った額です。2026年は毎月の源泉徴収が改正前の税額表で計算されるため、実際の天引きはこれより少し多く、差額は12月の年末調整でまとめて戻ります(年末調整 還付金シミュレーター)。月30万円なら手取りは約24万円で、額面のおよそ8割です。

手取り額の計算方法(4つのステップ)

このツールは、以下の順番で額面年収から手取り年収を計算しています。

ステップ1: 給与所得控除を引く
まず、額面年収に応じて決まる「給与所得控除」を差し引き、税金の計算のもとになる「給与所得」を求めます。給与所得控除は年収220万円以下なら74万円の定額ですが、年収が上がるにつれて「収入×20%+44万円」のように段階的に増えていく仕組みです(上限は195万円)。この最低保障額は令和7年度・8年度の税制改正で55万円から段階的に引き上げられました。

ステップ2: 社会保険料を概算する
健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料を合わせた社会保険料を、額面年収に対しておよそ14.7%(40歳未満)・15.5%(40歳以上)の概算率で計算します。実際の内訳や正確な料率は「給与の社会保険料 内訳計算ツール」でご確認いただけます。

ステップ3: 所得税を計算する
給与所得から社会保険料と基礎控除を引いた「課税所得」に対して、5%〜45%の累進税率をかけます。所得税の基礎控除は、令和8年分は合計所得金額489万円以下なら104万円、655万円以下なら67万円、それを超えると62万円です(令和8年度税制改正。上乗せ分は令和9年分までの特例)。年収が上がるほど段階的に税率が上がっていく仕組みで、2037年までは復興特別所得税として通常の所得税額の2.1%が上乗せされます。

ステップ4: 住民税を計算する
住民税は、給与所得から社会保険料と住民税用の基礎控除(43万円)を引いた金額の10%(所得割)に、定額の均等割5,000円を加えて計算します。前年の所得をもとに翌年度課税されるため、新卒1年目は原則かかりません。

最後に、額面年収からステップ2〜4で計算した社会保険料・所得税・住民税を差し引いた金額が、手取り年収になります。

計算例: 額面年収400万円の場合

独身・40歳未満・協会けんぽ(東京都)加入という条件で、額面年収400万円を実際に計算してみます。

項目金額
① 給与所得控除後の給与所得276万円(400万円 − 124万円)
② 社会保険料(概算14.7%)▲58.8万円
③ 所得税(復興特別所得税込み)▲5.8万円
④ 住民税▲17.9万円
手取り年収約317.5万円(月換算 約26.5万円)

額面400万円に対して、手取りは約79.4%になる計算です。年収帯によってこの割合は変わるため、ご自身の年収での目安は上の計算フォームでご確認ください。

次のステップ

手取りが分かったら、給与から引かれている社会保険料の内訳や、iDeCoで税金をどれだけ減らせるかも確認してみましょう。残業が多い月は、残業代が正しく支払われているかもチェックできます。

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よくある質問

月収30万円の手取りはいくらですか?

ボーナスなし・40歳未満・独身の場合、額面の月給30万円の手取りは約24万円(239,439円)が目安です。引かれるのは社会保険料約4.4万円、所得税約3,700円、住民税約1.3万円です。社会人1年目で住民税がかからない場合は約25万円になります。上の計算ツールで「月給とボーナスで入力」を選ぶと、ボーナスがある場合も計算できます。

2026年は手取りが増えますか?

令和8年度の税制改正で、2026年分から基礎控除(最大104万円)と給与所得控除の最低額(74万円)が引き上げられ、所得税が減ります。ただし2026年中の毎月の源泉徴収は改正前の税額表で計算されるため、減税分は12月の年末調整でまとめて戻ります。毎月の手取りが増えるのは、新しい税額表が使われる2027年1月の給与からです。

額面年収と手取り年収は何が違いますか?

額面年収は、社会保険料や税金が引かれる前の給与総額(求人票や源泉徴収票の「支払金額」)です。そこから健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税・住民税を差し引いた、実際に振り込まれる金額が手取り年収です。一般的に額面の75〜80%程度が手取りの目安になります。

新卒・転職1年目は本当に住民税がかかりませんか?

住民税は前年1〜12月の所得をもとに計算され、翌年6月から天引きが始まる仕組みです。そのため、新卒1年目や、前年に収入がなかった人が転職した場合は、原則として1年目は住民税が引かれません。2年目の6月給与から天引きが始まるため、額面が同じでも1年目より2年目の方が手取りが減ったと感じることがあります。

ボーナス(賞与)も含めて計算できますか?

このツールは年間の総支給額(額面年収)を入力する形式のため、ボーナスを含めた年収を入力すれば、年間トータルの手取りの目安を計算できます。ただし賞与には月給と異なる社会保険料・源泉徴収の計算方法が使われるため、月々の手取りとボーナス時の手取りの内訳を厳密に分けたい場合は、給与明細でのご確認をおすすめします。

40歳未満と40歳以上で何が変わりますか?

40歳になると介護保険料の負担が始まり、健康保険料に上乗せされる形で天引きされます。そのため同じ額面年収でも、40歳以上の方が社会保険料の負担が増え、手取りはやや少なくなります。

配偶者控除や扶養控除がある場合、手取りは増えますか?

配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除などがある場合、所得税・住民税の計算のもとになる課税所得がさらに減るため、本ツールの概算より実際の手取りは多くなります。本ツールは独身・扶養家族なしを前提とした最もシンプルなケースの目安です。

社会保険料の内訳(健康保険・厚生年金・雇用保険)を個別に知りたいです

本ツールでは社会保険料を概算率(14.7%または15.5%)でまとめて計算していますが、健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料・雇用保険料をそれぞれ個別の料率で計算したい場合は「給与の社会保険料 内訳計算ツール」をご利用ください。

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